言葉のスキルを学ぶ3冊の本

  最も大切なスキルはなんでしょう?僕は言葉のスキルだと思っています。異性を口説く、得意先を口説く、上司に提案する、様々な場面で言葉のスキルが必要です。

  話の上手な人は様々な得をします。彼・彼女の話はみんなの注目を集め、その提案にみんな納得する。人の輪の中心にいるのはいつも話の上手な人です。

 

  「合コン「さしすせそ」はダメ!モテる女子の「さしすせそ」って? | 恋愛・婚活に勝つための情報サイト・恋愛相談掲示板【愛カツ】」という言葉を知っていますか?女子が男子にモテるための有名な会話テクニックですが、具体的には以下の5つのキーフレーズを使えというもの。(さ):さすが、(し):知らなかった、(す):すごい、(せ):センスいい。

  馬鹿馬鹿しいと思いませんか?合コンでこんな女子が横に座ったらちょっとした拷問ですよね。相槌は打てても、中身のある話ができないのですから。

 

多くの方は、コミュニケーション能力のあるなしを「自分の性格的なものに起因している」と思っているようです。でも、話術はトレーニングで上達するものです。

(「ツカむ!話術」(パトリック・ハーラン)

  コミュニケーション能力、つまり言葉のスキルはトレーニングで向上します。 トレーニングするには、理論を知っていることが大事です。そして、知っているだけでなく諳んじることができるまで体に刷り込んでおくと、毎日の文章を書くことが良いトレーニングになります。

  そこで、体に理論を刷り込むため、重要な本を読み返しました。

 

「言葉にできる」は武器になる(梅田悟司)

kota2009.hatenablog.com

 

言葉は思考の上澄みに過ぎない

 考えたことの1%くらいしか言葉にできません。だからこそ、たくさん考えることが大切です。この本には考えるためのテクニックと考えを言葉にするためのテクニックが記されている。

  もちろん、考えなくても話せる言葉はあります。上で書いた「合コンのさしすせそ」が典型。でもそんな言葉は「合いの手」や「一般論」にしかなりません。「意識だけ高い系」ということもできます。

 

www.moneypost.jp

 

ツカむ!話術(パトリック・ハーラン)

d.hatena.ne.jp

 

 言葉というよりも話術の本。話術で人を引き付ける要素を、エトス・パトス・ロゴスに分けて分析しているところがハーバード大学卒業の芸人パックンらしい。

  • エトス:話し手の人間的な魅力や、実績からくる力。例えば、その道のエキスパートであるとか。
  • パトス:聞き手の感情を刺激する。ヘイトスピーチが典型。怒り、愛国心、好き、といった感情を煽る
  • ロゴス:言葉のうまさ。論理性や、言葉のリズムの良さ、韻を踏むなど。例えば、「速い、安い、うまい」。

 実例を豊富に挙げて、これらを解説しているところがアメリカ人っぽい。

 

人を操る禁断の文章術(メンタリストDaiGo)

 

kota2009.hatenablog.com

 

  人が動かすとは、その人の感情を変え、考えを変え、行動を変えることです。

  その感情を変えるためのノウハウが記されています。特に相手の本音と建て前を狙うテクニックは、メンタリストらしい独自なものです。