なぜ水やり機を使うのか?
私は、6年前に植木鉢のバラを育て始めました。夏になり暑くなると毎日水やりが必要になり、家を留守にできなくなりました。でも、ある日旅行に行きたくなりました。
そこで、旅行で留守の間も使える水やりの方法を調べました。
- ペットボトルを使った自作の給水機
- ジェル状の水の塊(【植物の水遣りの手間が省ける!】DriWater ドライウォーター 5個組)
- 洗面器を使った腰水
- 自動水やり機
いくつか試しましたが、1週間以上留守にすることができるのは、自動水やり機だけでした。
水やり機の購入
- 値段があんまり高いのは避けたい
- 設置が面倒なのは避けたい
- すぐ壊れてしまうのは避けたい
調べてみるとセフティー3とTakagiさんから発売されていました。アマゾンで価格を調べ、ネットのレビューを見て、結局セフティー3自動水やりタイマーSAW-1を買いました。これに点滴ノズルSTN-1015を組み合わせることにしました。
自動水やり機を5年使った感想
自動水やり機の設置は簡単
買う前に気にしていた、設置について。これはすごく簡単でした。女性でもできると思います。
購入した自動水やり機には、本体と水道をつなぐホースと金具が付属しており、簡単につなぐことができました。一方、本体と点滴ノズルをつなぐホースは別途買い求める必要がありました。水道から植木鉢までの距離を測って、ホームセンターで計り売りしてもらいました。
下の写真は水やり機にホースと点滴ノズルをつないだものです。真ん中の四角い箱が水やり機。右側の白いホースが水道とつなぐもの、これは本体に付属していました。左側のグレーのホースはホームセンターで別途買ったものです。
本体の下から単3電池を4本入れます。3か月程度は余裕で電池はもちます。それ以上は試したことがないので分かりませんが、3か月に一回程度電池を交換すると良いでしょう。
水やり機を水道につなぐためのパーツ。
水道にパーツを取り付けた状態。白い部分と水やり機のホースがカチッとつながります。
次に本体とつないだ点滴ノズルを植木鉢に刺します。点滴ノズルの先端はねじになっていて、水の出る量を調整できます。植木鉢の大きさに合わせて調整しています。
タフで壊れない
私は、自動水やり機を地面に転がして使っています。直射日光はガンガン当たるし、雨にも濡れます。良い素材を使っているのか本体は全然劣化しません。
ホームセンターで別途買ったホースはずいぶんくたびれましたが、本体に付属していたホースや点滴ノズルは劣化を感じません。今のところ水漏れもしません。
水やり設定はいい加減で大丈夫
バラの水やりは結構気を遣うので、自動水やり機でちゃんとバラが育つか心配でした。結果的には大丈夫、良く育っています。
水やり機のタイマーは次のように設定できます。
- 何日おきに水やりをするか(毎日、1日おき、2日おき、毎週)
- 1日の水やり回数(1回/日、2回/日)
- 1回の水やり時間(3分、5分、10分、20分、30分)
- 水やり時刻(5時、6時、、、、、)
私は、毎日・1回/日・30分間に設定しています。バラは9号鉢など大きいので点滴ノズルの水の出る量を少なくして、水やり時間を30分と長目にしています。これで、点滴ノズル1つでも9号鉢全体に水が行き渡ります。(水やり時刻も設定できますが、これはなんとなく5時に設定しています。)
理想を言えば、雨の日は水やりをやめると水の無駄がないと思いますが、気にせず水やりをやっています。バラは元気に育っていますので。
思いがけず良かった点
水やり機を買う前には考えていなかった良い点がいくつかあります。
1つ目は、水やりの心配をしなくて良いと気分がすごく楽です。特に夏場は朝と言っても暑いです。また朝はなにかと忙しいので、水やりのことを考えないだけで、凄く気分が楽です。朝にやることが一つ減るだけでこれほど楽だとは意外です。忙しい主婦の方にはお勧めです。
2つ目は、蚊に刺されることがなくなりました。夏場の水やりは蚊に刺されるのですが、水やりそのものをしなくなるので蚊に刺されません。最近はデング熱やジカ熱など感染症も怖いので嬉しいです。
3つ目は、日焼けしなくなりました。夏の日差しは朝でも強く、水やりをしているだけで結構日焼けします。水やりのたびにUVケアするのも面倒で、つい無防備に水やりをして日焼けするものです。水やりタイマーを使うようになってずいぶん日焼けが減りました。
思いがけず悪かった点
水やり機を使うと、育てている植物のことを全く考えなくなります。
手間のかかる子ほど可愛いといいますが、手間のかからなくなったバラには注意を払わなくなります。そのため気がつくと花が咲いていたということがよくあります。
バラは夏の間は咲かせないように花のツボミを摘むようにしています。自動水やり機を使っていると、花のツボミを摘み忘れて花が咲くことがよくあります。咲いた花は、すぐ摘んで部屋に飾ります。今の部屋は摘んだ花で一杯です。
まとめ
旅行に行くために自動水やり機を購入し、5年使いましたい。今年で6年目です。長く使って分かったことを記しました。
自動水やり機の設置は簡単です。適当にタイマー設定をしてもバラがよく育っています。夏の水やりは、蚊に刺されたり日焼けしたりするのですが、自動水やり機を使うとこれがなくなります。また、本体は丈夫で、5年使っても全然劣化せずに動いています。
夏の朝は忙しいものです。たかが水やりですが、自動水やり機を考えてみてはどうでしょうか?
追記
自動水やり機を5年使った時点で、この記事を書いたのですが、買ってから11年目の現在(2021年)も故障もなく使っています。便利で手放せません。