夏でも台湾:台湾旅行の記録 暑い!でも涼しい!楽しい!

 7月の下旬、夏真っ盛りに台湾へ旅行に行ってきました。楽しかったです。

 私の忘備録として、また誰かの役に立つかもしれないと思い、記録を残します。

この記事は長文です。

 

はじめに

正直、夏の台湾ってどうなの?

 えっと、夏の台湾は暑いです。東京と同じくらい暑かったです。 暑い台湾はつまらない? いえいえそんなことはありません。 まず、台北はRTと呼ばれる地下鉄が非常に整備されています。2~3分間隔で電車が来ますし、電車代も安いです(60円~70円)。そして、駅も冷房が効いて涼しい。そのため、移動時に暑いと思うことはありません。 また、台湾と言えばマンゴーかき氷など冷たいスイーツで有名です。お洒落カフェもたくさんあります(「台湾 カフェ」で検索してみてください)。昼間は、有名スイーツ店でお茶をして過ごすと、美味しい台湾を満喫できます。 夕方になると涼しくなりますので、夜市など街の散策に出かけましょう。

retrip.jp

 あと夕立が降るみたいです。 一度激しい夕立に降って雨宿りしました。(私は、4日間滞在して一回(1時間程度)しか雨に降られていないのでよく分かりませんが)f:id:kota2009:20170723184006j:plain

 ところで、夏に台湾に行く利点は何でしょう? それは安いんですよ。この時期はかなり安いです。夏休みにどこか海外に行きたい、そんなときこそ夏の台湾がお勧めです。 さらに、台湾ではかなり日本語が通じます。その上、台湾はとても安全な国です。つまり、初めて海外に出かけるという方でも楽々とエンジョイすることができます。

 

台湾の基礎知識

 旅行は、訪問先についての知識があるほど楽しめるものです。そこで、まず台湾の基礎知識をまとめます。

 台湾の広。大体、九州と同じくらい。中心部の台北市は、山手線の半分くらいの大きさで縦横6km程度です。

 台湾のお金。単位は”元”、しかし”台湾ドル”と呼ばれることもあります。しかもお金には”エン”と書かれていて、どれが本当なんだ!と不思議に思います。

 

100”圓(エン)”と書かれた100元紙幣。

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 台湾の人は、とても優しいです。品行方正で、地下鉄では必ず並びますし、我先にと他人を押しのけることもありません。日本人よりも穏やかな感じがします。(中国人が我先にと他人を押しのけたり、ガツガツするのとは雲泥の差です。)この本に書いてあった通りの人柄でした。 

k.m.p.の、台湾ぐるぐる。

k.m.p.の、台湾ぐるぐる。

 

 

 

台湾の移動手段は?

 台北の交通システムは東京より整備されています。

 タクシーは、黄色をしていて、街中をたくさん走っています。料金も安く初乗り70元(日本円で二百五十円くらい)。旅のお約束として、流しのタクシーは使わない方が安全でしょう。空港、ホテル、観光名所のタクシー乗り場から乗るのがオススメです。

 MRT(地下鉄)は、昼間でも2分間隔くらいで来ます。台北市内は大体16元で移動できます。EASY CARD(日本のSUICAみたいなの)を買えば、改札もタッチ&ゴーで電車に乗れて便利です。また、駅は非常に綺麗で清潔です。乗り換えも分かりやすい駅の作りになっており、非常に楽です。また、路線も東西南北碁盤の目のようにできており、分かりやすい。(東京の地下鉄の方がよっぽど使いづらい。)

 バスもたくさん走っていますが、あんまり使いませんでした。EASY CARDはバスに使えます。

 

簡単にまとめ

 長くなりそうなので、まず簡単に旅行の内容をまとめます。

どこに行ったか?

観光で行った場所は、

  • 大潤發RT-MART(ホテルの近所にあったショッピングモール)
     ホームセンターに大きな食品売り場がついたような感じでした。台湾の地元の人しかいない、そんな感じの場所でした。
  • Breeze Center(百貨店)
     日本の三越や伊勢丹に行った感じでした。
  • 龍泉寺
     100以上の様々な神仏が祀られている場所です。観光客も多いですが、地元の人がお祈りしている姿をみて、台湾の人の生活を垣間見ることができます。
  • 西門町
     日本の新宿や渋谷みたいなところです。若者の繁華街です。美少女ゲームの看板などあり、台湾にもオタクがいるのか?っと嬉しくなりました。
  • 九份
     「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われる古い街並みの楽しめる場所です。ここで撮った写真をインスタグラムにあげれば注目を浴びそうです。また、基山街という屋台通りがあり、夜市を覗いている気分になります。
  • 国立故宮博物院
     台湾の歴史を一気に見ることができる博物館です。巨大な博物館ですので、長めに時間を見積もると良いでしょう。
  • 中正記念堂
     蒋介石の記念堂です。儀仗兵が蝋人形のように微動だにせず立っています。その儀仗兵の交代式は儀式として完成度が高いです。

 

食事に行った場所は、

  • 鼎泰豊(信義店)
     点心の有名店です。予約しないと1時間以上待つと思います。
  • 添好運
     点心の有名店です。ミシュランの一つ星を8年間取っています。味付けは、鼎泰豊よりも中華っぽいです(六角などの中華香辛料が強めです)。
  • 鼎泰豊(SOGO復興店)
     鼎泰豊(信義店)とは別の店舗です(お店を変えて、鼎泰豊に二回行きました)。信義店と比べると、一品づつ料理が出てくるので助かります。ここで食べた羽根つき焼き餃子が、今回の旅行で一番おいしかったです。
  • 春水堂
     タピオカ茶で有名です。三越のお店は混んでいたので、台北松山空港のお店に行きました。

 

日本へのお土産は?

  • 微熱山丘(サニーヒルズ)
     ここの店舗はお洒落で、そして気持ち良かったです。ここのパイナップルケーキは重たいですが美味しいです。

 

ホテルは?

 Miramar Garden Taipei Hotel(美麗信花園酒店)に泊まりました。ここの良い所は

  • 朝食が美味しい(おかげで、台湾の朝粥の有名店にいくのを諦めました)
  • 大浴場・プールがある(日本人として大浴場は嬉しいです)
  • ホテルスタッフが親切(とても感じの良い対応をして頂きました)

 

結局、台湾はどうだったか?

 台湾旅行は楽しかったです。

 街が安全であるためあちらこちら散策できました。日本と似たところ、違うところをみつけながら歩くのは、楽しい。

 

 


これ以降は、時系列に旅の情報を記していきます。

  

旅行の事前準備

 飛行機やホテルはJTBのツアーにしました。

 色々検討しましたが、値段とスケジュールのバランスで一JTBを選びました。HISのような安めのツアー会社や、個人で飛行機とホテルを取ることも考えましたが、最低限の条件を考えると、JTBのツアーになりました。

  • 飛行機は、羽田空港と松山空港発着であること
  • 行きは、午前中に飛行機が発つこと(初日の午後に台湾で遊びたいため)
  • 帰りは、午後に飛行機が発つこと(最終日の午前にも台湾で遊びたいため)

 台湾旅行は空港選びが大切です。東京には成田空港と羽田空港がありますが、断然羽田空港が便利です。一方、台湾には、台湾桃園国際空港と台北松山空港の二つがありますが、台北にいくならば断然台北松山空港が便利です。

 羽田空港から台北松山空港までのフライトは3時間40分ほどと短時間ですから、不便な空港を使うと移動にかかる時間がグッと増えます。羽田空港と台北松山空港の選択は必須です。

 

 

1日目

 

羽田空港

  朝9時前に羽田国際空港に移動。JTBカウンターでe-チケットを受け取ります。

 その後レンタルした携帯電話とWiFiルータを受け取ります。

 そして、航空会社のチェックインカウンタへ。今回の飛行機はEVA航空。EVA航空のチェックインカウンターは、キテイーが立っていて分かりやすい。(先ほど受け取ったe-チケットは全く使わず)パスポートだけでチェックインカウンターできました。

 

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 チェックインカウンターでて荷物を預けた後は、空港のモールを少し散歩。羽田国際空港は、他の第1ターミナルや第2ターミナルと比べモールが綺麗なのが嬉しい。

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 搭乗時間の1時間前に、出国ゲートを超えて免税店で遊んでいるとすぐ搭乗時間になりました。

 

EVA航空はキティー推し

 EVA航空はキャラクターにキティを使っています。そのキティー推しっぷりは清々しい程。小さいお子さんがいるなら、すごく喜ぶと思います。

 

飛行機の機体はキティ。

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機内もキティだらけ。

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エチケット袋までキティ。

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 EVA航空の機内食は、美味しい方だと思います。行きの機内食は、カレーソースの魚つきパスタ or 日本弁当が選べます。パスタにはキティーのデザートが付いています。日本弁当のいなり寿司はよく味が染みて美味しい。また、飲み物はアルコール(ワイン、ビール、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジン)を選ぶことができます。もちろん無料です。

 

日本弁当

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 パスタ。

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デザートのお菓子もキティ。

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 飲み物を入れるコップもキティー

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台北松山空港

  空港に着陸し飛行機を降りると、入国審査を受けて、荷物をピックアップします。荷物のピックアップのフロアから扉を抜けると、空港の到着フロアです。

 すぐに両替カウンターがありますので、ここでお金を両替すると良いでしょう。ちなみに、フライト前に羽田空港で両替すると、一元は4.2円でした。松山空港でまた両替すると、1元は3.8円でした。11%ほど松山空港の方がお得です。

  松山空港の外に出るとMRT(地下鉄)の松山機場駅の入口がすぐ目の前にあります。そのまま地下鉄の改札に向かいます。改札の横にあるインフォメーションカウンターでEASY CARDが買えます。(自動販売機ではEASY CARDは買えませんのでご注意下さい。)値段は100元です。

(ちなみに私は空港からMRTを使いましたが、タクシーでも台北市内までは200元(日本円で800円)くらいと安いので、荷物の多いときはタクシーの方が楽です。)

 

インフォメーションカウンターでEASY CARDを買う。

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 改札を抜けてプラットフォームに降りる。プラットフォームは清潔で安全。電車は2分間隔くらいで運行していますので、待ち時間なしですぐ乗れます。ちなみに、台湾の人の乗車マナーは非常に良く、電車を必ず並んで待ちます、また電車から降りる人を待ってから乗り込みます。焦って我先に電車に乗り込むと恥ずかしいですよ。また、MRTでは飲食禁止です。水もガムもダメです。

 ところで、台湾のエスカレートでは歩かず立ち止まる人は右側に寄ります。東京都は逆です(つまり大阪と同じです)。

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 松山機場駅から忠孝新生駅に移動し、徒歩でホテル(Miramar Garden Taipei Hotel)に向かいます。徒歩移動は街の様子がよく分かって楽しい。 

  街にはレンタルサイクルが備えられています。オレンジ色の自転車が可愛い。昼間になるとほぼ全ての自転車が出払っていました、台北市民に活用されているのだなぁと感じます。

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 街角に仏様を祀りお供えをしたところを見かけます。日本でいうお堂みたいなものでしょうか。

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 台北市内は近代的な街並みが広がる、一方で古いアジア的な街並みも残っている(東京でも近代的なビルと古い民家が両方残っているのと同じですね)。

 

ホテルの近くにあったマンション、とてもファッショナブル。

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   今回のホテルは、Mitamar Garden Taipei Hotel(美麗信花園酒店)。ここは、良い所が3つありました。

  • 朝食が美味しい(点心、お肉、パンなど美味しいものが沢山でした)
  • 大浴場がある(海外のホテルで大浴場があるのは、ここが初めてです)
  • スタッフが親切(朝は”おはようございます”、夜は”こんばんは”と優しく声を掛けてくれます。出かけるときは、玄関のタクシー乗り場に付いて来てくれて、行きたい場所をタクシーの運転手に通訳してくれます(これがすごく楽でした)。)

 

ホテルの外観、立派です。

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ホテルの部屋、写真の右側に見えるように立派な机がありました。部屋は広々。

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ホテルにはプールがついている。昼間はプールで涼むと気持ちがいい。

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 ショッピングセンターへ

  ホテルに荷物を預けて、近くのマーケットとデパートへ行きました。

  徒歩10分程で、大潤發RT-MARTに着きました。ここは、ホームセンターに食品のスーパーが併設されたような場所です。ここで、マンゴーと水を買いました。

 その後、徒歩3分ほど離れたデパート微風廣場(Breeze Center)に行きました。日本の大丸や阪急百貨店と同じような雰囲気です。

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 Breeze Centerの中には黒松世界という展示場があります(黒松は台湾を代表する飲料メーカーです)。

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黒松世界の中では、昔の飲料製造の様子を見学できる。

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 黒松のポスターの中には、渡辺直美さんのものがありました。ポスターの右下には本人のサインがあります。

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Breeze Centerのハイブランドコーナーの横には、7階建ての建物があり、ここには日本のショップが並んでいる。7階から順に生活百科、紀伊国屋書店、ユニクロ、無印良品と馴染みの店が並んでいます。 

 

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紀伊国屋書店に貼ってあったポスター。映画「この世界の片隅に」、「ねこあつめの家」が台湾でも上映されるようです。

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Breeze Centerの隣でみつけたレストラン。たくさんの人が並んでいた、人気店なんだと思う。現地を散歩するとガイドブックにないお店をみつけることがあり、嬉しい。 

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散歩していると強烈な夕立が降ってきた。傘をさしてもずぶ濡れになりそうだったので、雨宿り。写真には写っていないけれども、周りに雨宿りする現地の人たちがたくさんいました。 のんびり雨宿りしていると、一時間ほどで雨が止みました。

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夜ご飯は、鼎泰豐(ディンタイフォン)

 台湾と言えば点心、点心と言えば鼎泰豐。日本でも新宿や二子玉川にお店がありますが、やはり台北にある本店に行っておきたい。

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 鼎泰豐の本店(信義店)は、MRT東門駅出てすぐにあります。時間を節約するため、ホテルから店舗までタクシーで移動しました。150元でした。

 ここは、滅茶苦茶待ちます。店舗の前には30人以上の人が並んでいました。待つ人のための椅子とかも無いため、暑い中で歩道で立って待っています。歩道が狭いため、待つ人たちが密集して余計暑いです。また、雨が降ると辛そうです。

 今回は、JTBを通して予約しておいたので、待ち時間なしでした。

 ここの点心は美味しかった。これまで鼎泰豐は、シンガポール、二子玉川の二つのお店に行ったことがあります。シンガポール店は美味しかったですが、二子玉川店はあんまり美味しくなかったんですよね。

 一方、信義店は一番美味しかった。お店が忙しすぎるせいか、一品を食べ終わる前にどんどん次の皿が出てきますので、頑張って食べましょう。

 

店内の様子。

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テーブル番号にはマスコットキャラクタが付いている。

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空心菜の炒め物、美味しかった。右に見えるのはエビの点心、これも美味しかった。

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小籠包、滅茶苦茶美味しかった。

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 酸辣湯麺(スーラータンメン)、初めて食べました、美味しかった。

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店舗の前に立っていた点心の頭をしたマスコットキャラクタ。 

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  美味しかった。650元で食べ切れないくらい食べました。日本より少し安いです。

 お店からホテルまではMRTで帰りました。

 ホテルに帰って、大浴場でゆっくりお風呂に入ると幸せな気分になります。

 

二日目

朝ご飯

 Miramar Garden  Taipei Hotelの朝ご飯はバフェスタイル。食べ放題ですね。メニューは、お粥、点心、御飯、パン、シリアル、ハム、ウィンナー、肉、サラダ、等々。点心があるところが台湾らしい。

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その中で、特別美味しかったのは

  • 点心。皮がうまい。皮の風味が豊かでした。
  • お粥。うっすら味がついている気がしました。
  • パン。メロンパンが美味しかった。また、スモークサーモンのバターが絶品です。これは塩気のあるバターです。また、ココナッツバターは甘みのある味で、こちらも絶品。
  • グリーンパパイヤのサラダ。甘みがあり、歯ごたえがあって、南国風味でした。
  • ベーコン。燻製の風味が豊かで美味しかった。

スモークサーモンのバター

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ココナッツのバター

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グリーンパパイヤのサラダ

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龍山寺

 朝ご飯を食べたら、龍山寺へでかけます。龍山寺は、孔子や関羽をはじめとする100以上の神様が祀られている、神様のデパートみたいな場所です。台湾最大のパワースポットです。その建物は極彩色で、また龍の浮彫が見事なお寺です。

 ホテルから龍山寺まではMRTで移動しました。

 駅まで歩いていると、バイク軍団によく出会います。台北は小さい街なのでバイクで移動するのが便利なのでしょう。凄い数のバイクが走っています。

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 街中でみかける看板が可愛い。たぶん、監視カメラがついているから悪いことをするなよ、と言っているんだと思います。警察官の目が大きくて少女漫画のよう。

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 MRT忠孝新生駅の様子。Yahooの広告だと思います。男子の表情が台湾っぽい。また、右下に電車を待つ人がいますが、ラフな服装な割にきっち指定の並ぶ場所に立っているところが、モラルの高さを感じます。

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 MRT龍山寺駅を周辺の街の様子。

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 龍山寺駅から徒歩2分で龍山寺に到着。色遣いが台湾っぽい。門の上には龍の模様が彫られています。

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境内ではたくさんの人がお参りしています。

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お供え物もたくさんあって、台湾の人の信心深いところが分かります。

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 お祈りをしている人がたくさんいました。観光客にとってはただの観光スポットだが、現地の人にとっては信仰のための大事な場所なんですね。

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お寺のあちらこちらで現地の人が座り込んで時間を過ごしています。

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境内には滝があり、ここは撮影スポットですよ。

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龍山寺で一番気に入ったのは、虎の浮彫。なんか可愛いです。

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西門町

 龍山寺の後は西門町に移動しました。

 西門町は、ネットによると若者の街で台北の原宿・渋谷とか書いていました。実際はどうだと思います? 若い人は多いし、美少女ゲームの看板があったりして 渋谷と秋葉原が混じったような感じでした。

 

街角の美少女ゲームの看板

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黒い口紅の人を見たのは、台湾では西門町だけ。

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台北車站

 西門町を散歩した後、MRT台北車站駅に移動して、三越で昼ご飯を食べました。昨夜の鼎泰豊での夕食が重かったこともあって、昼は軽くパンを買って三越で食べました。

 台北車站駅には地下街が隣接していて、暑い日はここで遊ぶと涼しそうな感じでした。

 台北車站駅に隣接した地下街の様子。

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なにやらバルタン聖人が襲来するポスターが張ってありました。

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地下街のセブンイレブンにはコナン君のポスターが貼ってありました。

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新光三越の入り口。

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九份(きゅうふん)

  九份はよく「千と千尋の神隠し」の世界と言われます。映画「千と千尋の神隠し」では、千尋の両親が多数並ぶ屋台で勝手に食事をして豚に変えられ、千尋は一人湯婆婆のもとでお湯屋旅館で働く物語です。九份には、夜市のように屋台の立ち並ぶ小道と、お湯屋旅館のような建物があります。

 九份へはJTBのツアーを使いました。

 MRT善導寺駅を出てすぐにあるシェラトンホテルで、JTBのバスにピックアップしてもらいました。JTBのバスは他に二つのホテルを回って他のツアー客を拾って、九份に向かいます。台北市内から九份までバスで50分でした。バスで移動したおかげで台湾の街並みを見ることができて、楽しかった。

 JTBのバスは基山街の入り口(下の地図の左のセブンイレブンの近く)まで連れて行ってくれました。ツアーの内容は、夕方4時から基山街の屋台通りを自由行動して、豎崎路の下の交番前に夕方5時50分集合し、バスに乗車後台北に戻る(八時半)というもの。

 私は、基山街を散歩した後、「千と千尋の神隠し」のお湯屋旅館のモデルになったと言われる阿妹茶楼 (Amei Teahouse)でお茶(ウーロン茶)をしました。ここのお茶は、ホットかアイスかを選べます。どちらも300元。アイスは飲み放題です。ホットはお茶の葉は規定量しかありませんが、お湯は何倍でも足せます。私は、ホットを飲みました。

 ウーロン茶は、10杯くらいお湯を足して飲みましたが、色はずっと出てきました。日本茶の出がらしは色が出なくなるのと対照的です。ただ、味は変わっていきます。二杯目くらいは甘みの強い味がします。杯を進めるにつれて、甘みが抜けていき、6杯目くらいから渋みだけになります。10杯目でも渋い味は残ります。

 JTBのガイドが下のような簡単な地図をくれました。

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基山街には多数の屋台が並ぶ。観光客もいっぱい。

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屋台では鶏が頭付きでつるされていた。このあたりが台湾っぽい。

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 阿妹茶楼 (Amei Teahouse)の外観。 阿妹茶楼の写真を撮るなら、この向かいにあるお茶屋さんの席で撮るのがベスト。

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阿妹茶楼の門をくぐると怪しげな面が二つ。

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阿妹茶楼のテラス席の様子。夕方5時を回ると混んできます。

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 ウーロン茶のホットを頼むと、中国茶らしいお茶セットが来ます。茶色い急須に茶葉を入れてお湯を注ぐ、30秒ほどで下の急須にお茶を移し、そこからさらにコップにお茶を移す。茶色の急須から白い急須にお茶を移すのは、お湯を入れてお茶を出す時間を正確に測るため、茶色い急須からコップにお茶を直接移すと、人数が多いとき後の人のお茶が濃くなってしまうのを防げる。

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 ホットもアイスもどちらにも、茶菓子がついています。

 下の写真の左の細長いコップは、お茶の香りを楽しむためのもの。ワイングラスが深いのと同じで、香りを楽しむために深い形になっています。

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 足元にはお湯の入ったヤカンを置いてくれます。ヤカンの下にはアルコールランプがあり、お湯が冷めないようになっています。

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阿妹茶楼からは夕日の沈む海が観れます。夕暮れ時のテラス席は満席になります。

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豎崎路の様子。ここも夕暮れが美しい。

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集合場所の豎崎路下の交番。

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添好運(ティムホーワン)

 九份から戻って、夕食は添好運(ティムホーワン)にしました。添好運(ティムホーワン)は、2010年から2017年の8年間、ミシュランの一つ星を取っているお店です。もともと香港のお店だと思います。

 ここは鼎泰豊と違って日本語は通じませんでした。その代わり、店員の対応はとても丁寧でした。店員の対応は断然こちらの方が好きです。

 味の方は、鼎泰豊よりも六角などの中華香辛料が強いです。

 添好運(ティムホーワン)の良い所は

  • ミシュラン一つ星だけあって、店員の対応が丁寧
  • 味も美味しい
  • 値段が安い(鼎泰豊より一割くらい安い印象)。
  • MRT台北車站を出たすぐにお店がある、便利な立地

添好運(ティムホーワン)の店舗の外観。

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ちまき。豚のハムかな、、が入っていて、これが美味しい。

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酥皮焗叉燒包(パイナップルパンにチャーシュー餡)。メロンパンのようなサクサクの皮に餡がつつまれています。この店の人気ナンバーワンだとメニューに書いてありました。大きさは野球のボールくらい。

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エビ野菜餃子。これが滅茶苦茶美味しかった。しかも見た目が美しい。

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大根餅。いままで食べた大根餅の中で飛びぬけて美味しかった。

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偶然ですが、TVの撮影をやっていました。女性が何度も同じ演技をしていたのでドラマの撮影だと思います。

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お店の真正面には台北車站の駅舎が見えます。

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 おなかもいっぱいになったので、台北車站からMRTにのってホテルに帰りました。

 夜10時くらいに街を歩いていましたが、全然安全な感じがしました。

  ホテルに帰って、大浴場でお風呂に入ってゆっくりしました。幸せ。

 

 

三日目

朝食

 朝は、ホテルで朝食を食べました。相変わらずMiramar Garden Taipei Hotelの朝ご飯は美味しい。

 

ホテルの朝食は、ちょっとしたレストランのよう。

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国立故宮博物院

 朝ご飯を食べたら、さっそく国立故宮博物院に向かいます。

 MRTで 士林駅に向かいます。士林駅の一番出口を抜けて、高架下を2分ほど歩くとバス停があります。バスに乗って15分くらいだったと思います。

 国立故宮博物院は、とにかく大きいです。一日をここで過ごすことにしました。

 リュックを持って展示室に入ろうとすると、係の人にリュックはコインロッカーに預けて来いと言われました。コインロッカーを使うには、10元硬貨が必要です。この硬貨は、荷物を取り出すときに戻ってきます。

 国立故宮博物院の展示室は冷房が効いて寒いです。長袖があった方が良いでしょう。私は、長袖をリュックにいれたまま預けてしまったため、寒くてつらかったです。

 また、中は観光客で混んでいます。さらに、ガイドに連れられた中国人の観光客の団体が、結構傍若無人に行動してきます。見ている私を、後からきて押しのけようとしたりやりたい放題です。

 

士林駅の一番出口を抜けたところ。

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国立故宮博物院。とにかく大きい。

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国立故宮博物院の目玉の翠玉白菜。ここはカメラを持ち込み撮影することができます(一部撮影禁止の展示あります)。

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博物院を見終えて、バスで士林駅まで戻ります。士林駅から見た台湾の空。

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鼎泰豊(復興店)

 結局、昼ご飯を食べることができず、5PMに早めの夜ごはんにしました。MRT忠孝復興駅へ移動しその横にあるSOGOの中にある鼎泰豊にしました。今回の旅で2度目の鼎泰豊です。

 信義店と比べて、こちらはSOGOの中で待つことができます。冷房が効いていて楽です。

 また、信義店では料理が矢継ぎ早に出てきたのですが、こちらでは一品づつ、私が食べ終わるのを待って出してくれます。ここで食べた羽根つき焼き餃子が美味しかった。今回の旅行で一番の美味しさでした。

 

 汁なし担々麵。日本のラーメンとはちがいかん水の入っていない麺。

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エビのラーメン。塩味。美味しかった。

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この旅行で一番おいしかった。焼き餃子。羽がパリパリです。

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デザートの胡麻餡の点心。これも美味しかった。

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 おなかもいっぱいになったので、ホテルに帰って風呂に入りました。今夜は大浴場ではなく部屋についているお風呂。こちらも大きくて気持ちいい。

 

四日目

朝食 

 台湾最終日の朝も、やはりホテルの朝食を食べました。だって、美味しいのですから。

 チェックアウトはお昼12時。それまでに中正記念堂にいくため、頑張って早起き。朝食の席は空いていました。

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 中正記念堂

 ホテルをチェックアウトせずに、MRTで中正記念堂駅に移動。

 中正記念堂は、台湾の初代大統領の蒋介石に哀悼の意を表するために建てられた建物です。ここでの見どころは

  • でかい敷地
  • 立派な建物
  • 微動だにしない衛兵と、その交代式

中正記念堂の敷地はとても大きい。

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立派な建物。

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上の写真の立派な建物の正面で踊る女子高生?たち。

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衛兵の交代式が行われる建物。MRTの駅の出口から一番遠いところにあります。

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建物の中に入ると、でかい蒋介石の像と両脇に立つ衛兵(儀仗兵)。

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衛兵は蝋人形のように微動だにしません。

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夏の台湾は暑く、身動きできない衛兵は汗をぬぐうことができません。そのため、衛兵の後ろには扇風機が置かれていました。また、お世話の人がいて、たまに汗を拭いてあげたり、服のしわを直したりしていました。

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一時間に一度(9時、10時、11時、、、17時)、衛兵が交代します。その交代式が儀式らしい儀式で見応えがある。私には舞を舞っているように見えました。

このフロアは結構暑いです。交代式までは冷房の効いている一つ下のフロアで待つと良いですよ。

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10時の衛兵の交代式を見たら、MRTでホテルに戻りシャワーを浴びて、チェックアウト。

微熱山丘(サニーヒルズ)

 台湾土産は、微熱山丘のパイナップルケーキにしました。ホテルからタクシーで微熱山丘の店舗に移動、15分くらいかかりました。タクシー料金は200元でした。

 微熱山丘は、パイナップルケーキのお店です。10個入りと15個入りのふたつがあります。商品の展示はしていません。その代わり、店に入ると奥のテーブルに通され、お茶とパイナップルケーキが出てきます。もちろん無料です。

 ここのパイナップルケーキは、外側の皮が美味しく、内側のパイナップルジャムは甘さを抑えた大人向けです。

 大変美味しいのですが、重量が結構あります。おみやげに65個買ったら、旅行カバンがずいぶん重くなりました。

 

  微熱山丘の店内と、出して頂いたパイナップルケーキ(無料)。パイナップルケーキの自転車のイラストが可愛い。

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微熱山丘の店舗の玄関。木のついたてがセンスいい。

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微熱山丘の店舗の玄関(その2)。パッケージにあやかって、自転車が2台壁にかかっている。このあたりのセンスも好き。

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松山空港

 微熱山丘の店舗の前に止まっているタクシーをつかまえて、松山空港に移動。商用時間は5分、料金は100元。

 チェックインを済ませたら、飲食のフロアに行ってお昼ご飯です。

 今回の旅で食べそこなった春水堂が空港にあったので、ここにしました。もちろんタピオカ茶もいただきました。タピオカ茶は、紅茶の味が濃くて、甘さは控えめで、大人の味。タピオカは大粒で、これでもかと大量に入っていました。とても美味しかった。

 

松山空港の春水堂でタピオカ茶を頂く。

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春水堂の汁なし麺。

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 昼ご飯を食べたら、出国手続きを済ませて搭乗口に移動します。搭乗時間まで、空港のショップを覗いて遊んでいました。

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EVA航空

 帰りの飛行機もEVA航空。離陸前に流れる注意事項の説明ビデオがアニメで可愛い。

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帰りの食事は、フルーツ風味の甘酢ポーク(ライス)かクリームソースのエビ(パスタ)のどちらかから選べます。

 

甘酢ポーク。キティのリボンの形をしたニンジンが添えられている。

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クリームソースのエビ。こちらもキティーのリボンの形のニンジンが添えられています。

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デザートはもちろんキティー。

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おまけ 

台湾の歴史と政治 

 歴史的には、 

  • 1624年(江戸時代が始まった頃)、オランダの東インド会社が台湾を支配した
  • 1662年(犬将軍と呼ばれた徳川綱吉が将軍になるちょっと前)、鄭成功がオランダの東インド会社を台湾から駆逐して、台湾に政権を立てます。これが漢民族による初めての台湾政権です(つまり、台湾に元々いた民族を、中国大陸からの民族が支配した)。
  • 1895年(明治時代です)、日清戦争に勝った日本が台湾を統治します。
  • 1945年(第2次世界大戦終戦の年です)、第2次世界大戦に負けた日本が台湾を手放し、代わりに蔣介石が台湾にやってきます(中国で毛沢東の国民軍との争いに負けて台湾に逃げてきた)。
  • ベトナム戦争でアメリカからお金が台湾にはいってきたことにより、台湾は高度経済成長時代に入る
  • 今や、ホンハイ、ACERなどの世界的電子産業の企業があるハイテクの場所である。

 

政治的には、

  • 中華人民共和国は、台湾を国として認めておらず、自国の一部と主張している。
  • 一方、台湾は自分たちを中華民国と名乗り、独立した国と主張している。

 という複雑な状況です。

 

 

こういった知識があると一層台湾を楽しめます。