本気でスキルアップしたい人に勧める、繰り返し読むべき本

 世の中に読むべき本は案外少ない。

 

 受験勉強をしていて苦手科目程、参考書と問題集が増えた筈?一つの問題集を繰り返しやれば東大の学力も身に付く。でも、苦手科目は繰り返して一つの問題集を解くことができずに、低いレベルの解ける問題集を求めてしまう。これが苦手科目程、問題首都参考書が増えていく理由だ。

 社会人になっても、繰り返し読むべき本は少ない。ただ、自分のスキルレベルが低いから、繰り返し読めずに、目先を変えてたくさんの本を読んでいる人は多い。問題集と違って、本は読んだだけではスキルアップしない。本の内容を実践することが必要だ。

 スキルアップしない人には、二つのタイプがある。本を読まないやつか、本を読んでも実際しないやつだ。

 

 自己啓発本はたくさん出版出ているが、どれもが「7つの習慣-成功には原則があった!」の焼き直しであることは有名な話だ。焼き直し本をいくつも読むよりも、元となった本を繰り返し読む方が効率的にスキルアップできるのは当然のこと。

 

 社会人に必要なスキルも実は少ない。自分の考えを磨いていく技法と、その考えを他人に伝える技法の二つだ。これ以外はおまけだ。この二つを磨くための本はたくさん出版されているが、それらを多読するよりも、一冊の本を繰り返し読む方がはるかに効率よくスキルアップする。

 ただし、これらのスキルは難しい。新社会人だと全く歯が立たないと思う。若い人にはお勧めしない。課長になるくらいの能力のある時期に手に取って繰り返し読むと、本当にスキルアップする、そんな本を紹介しよう。

 

 

自分の考えを磨くスキルの向上には、以下の2冊を繰り返し読み、実践すれば十分だ。(実践しなければスキルアップしない、当然だよね)

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

 
論点思考

論点思考

 

 

 

 

自分の考えを人に伝えるスキルの向上には、以下の1冊を繰り返し読み、実践すれば十分だ。

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

上の三冊は、どれも10回以上繰り返し読み、愚直に実践してきた。実践しても、最初は思うように成果は上がらない。スキルが伴っていないから当然だ、自分のレベルを超えた問題集を解いているのと同じだ。ただ、スキルは確実に向上した。10回も繰り返せば、他人が褒めてくれる結果を出せた。

 

 大事なのは、最初は上手にできなくても、何度も繰り返すこと。

 本当に読むべき本は少ないのだから。