バラを育てています。育てている品種は、レディエマハミルトン、ジュビリーセレブレーション、ムンステッドウッド、シャーロットオースチン、シャリファアスマ、あおい、みさき、シェエラザード、ホーラ、リベルラ、パープルレイン、ドンファン、オプティミスト。
ここにその育成記録を記します。昨年度の記録は、別エントリに記しています。
2020年3月15日
暖かい日が続きバラの芽も出てきたので、殺菌剤を撒きました。今回使ったのはサンボルドー。
薬剤の選び方については、別エントリにまとめています。
この時期は、葉が増えるに従い鉢が乾くのが早くなります。水やりの難しい時期です。私は10日に1度くらいのペースで水やりをしています。
2020年4月20日
あおいがそろそろ咲きそうです(この時期は、ガクが割れてからがながいのですけどね)。育てているバラの中で、今年の一番花はあおいかな。
あおいについては、別記事にまとめています。
2020年4月21日
そろそろ花が咲きそうなので、殺菌剤を撒きました。前回の散布した薬剤とのローテーションを考えて、今回はエムダイファーを撒きました。
もし、まだ殺菌剤を撒いていない方がいらっしゃったら、花が咲く前に一度散布しておくのがお勧めです。エムダイファーやサンボルドーのような殺菌剤は、葉や花に薬剤の色がつきます。花が咲いているときに撒くと、花の美しさを損ねますので、花が咲く前に撒いておきましょう。花後の5月末には、黒星病やうどん粉病が出てきますので、その前に散布するのが薬剤量を減らすコツです。
2020年4月25日
鉢で育てているバラがいくつかあります。その中の一つ、シャリファアスマの調子がよくありません。こういう時は、水やりを控えて、肥料をやるのも控えてそっとしておくのが一番です。ただ、困ったことに、他の鉢のバラは元気で、特にこの時期はグングン伸びていくため根が水分を吸い鉢がよく乾きます。調子の良いバラと同じタイミングで、調子の悪いバラの水やりをやると、水のやりすぎになって一層調子を落としていきます。鉢ごとにベストのタイミングを見極めて水やりするのがよいのですが、面倒なのでそんなことはやってられません。そこで、調子の良いバラの鉢にバーグチップを敷いて鉢の乾きを遅くします。これで、水やりタイミングを揃えます。
2020年4月29日
日当たりや品種によって花の咲くタイミングはバラバラ、各々のペースでどんどんとつぼみが大きくなりガクが割れてくる様子を見るのは楽しい。下の写真はリベルラ。藤色のヒラヒラした繊細な花を咲かせ、それなのに株は丈夫なバラです。
2020年5月1日
つるバラのドンファンが咲きました。私の育てている中で今年一番初めに咲きました。
写真のように、つぼみが3つある枝の真ん中が咲きました。残りの二つも咲くと、窮屈になりそうだったので、真ん中の花は摘んで部屋に飾ることにしました。これからどんどん花が咲いていくので、こうして部屋に花のある生活がしばらく続けられそうです。
ドンファンについては以下にまとめています。
2020年5月4日
あおいが咲きました。私の育てているバラの中では2番目の開花です。
あおいの花は、あずき色。和バラということもあり、私はそう表現しています。この色が好きです。
放っておくと、一枝に30ほどのつぼみをつけてブーケのように咲きます。咲き過ぎなので早めに花を摘み取るようにしています。株が疲れてしまいそうに思いますから。摘んだ花は部屋に飾ります。
2020年5月6日
リベルラが咲きました。私の育ているバラの中では3番目の開花です。
リベルラは、藤色の花色でフリフリの花びらが特徴的です。香りも強く、好きなバラです。また株も丈夫です。
リベルラについては以下にまとめています。
2020年5月8日
パープルレインが咲きました。
パープルレインは、河本純子さんが作出したバラです。紫系で、香りが強くて花もちがの良いバラがそれまで無かったので、このパープルレインを作ったそうです。その通り、香りが強いバラです。そして、花もちが良いため、切り花としてうられているようです。
2020年5月9日
シェエラザードが咲きました。
シェエラザードは私の一番好きなバラです。バラを育てて良いのは一つだけと言われたら、シェエラザードを選びます。個性的な花びらの形が可愛い、また花もちが良く、花が落ちる寸前になるまで花が綺麗。それに病気にも強い。とても優秀なバラです。
シェエラザードについては、以下にまとめています。
2020年5月10日
ジュビリーセレブレーションとオプティミストが咲きました。また、追肥も行いました。
今年のジュビリーセレブレーションは、春から弱々しい。毎年元気に伸びる新芽も勢いがなかったため、ツボミを摘んで一つだけ残した。だから、春の花はこれが最初で最後。そんな年もあって良い。
オプティミストは、毎年あまり咲かないバラ。ツボミをつけてもボーリングして開かないことがそれなりにあります。株は丈夫で、病気にも強い。そのせいで、いつもほったらかしにしてしまう。今年の花も色んな虫に食べられて繊細な美しさではないけど、楽観主義者は元気にしています。
これまで花が終わるまで追肥はしていなかったのですが、今年はつぼみの多い今の時期に追肥しました。最近のバラは花が多い・大きいので肥料を切らすのは良くないと、Youtubeで見たため。どっちが正解かは分からないけれど、やってみて結果を見て考えようと思います。
2020年5月11日
ムンステッドウッドが咲きました。また、ホーラが気づいたら咲いていました。。。
ムンステッドウッドは、香りの強さが特徴です。ダマスク香という香水のようなにおいがします。株も強くて、どんどん枝が伸びてきます。私は、大きく育てるスペースがので、大胆にバシバシ枝を切っています。
ムンステッドウッドについては以下にまとめています。
ホーラは、バラの家の木村卓功さんが作出したロサオリエンティスブランドのバラです。花色がピンクで平凡だという理由で人気のあるバラではありません。他人評価はそうですが、私は結構好きです。パウダーピンクって綺麗です。
今年のホーラは特別調子が良くて、とても大きな花が咲きました。大きすぎて枝がしなっています。
2020年5月12日
リベルラが満開。一枝に5つの花を咲かせていて、密集感が綺麗です。
2020年5月13日
みさきが咲きました。
みさきは、パウダーピンクの綺麗な花が咲きます。花びらの繊細な感じも美しい。香りは、石鹸のようないい匂いがします。たくさん花を咲かせるので、早め早めに古い花を摘み取るようにしています。
みさきについては、以下にまとめています。
2020年5月16日
シャーロットオースチンが咲きました。
シャーロットオースチンは、名前から分かる通りデビッドオースチンが作出したイングリッシュローズです。淡い黄色、シャンパンイエローの花が咲きます。私のところではあまり丈夫ではありません。それで、今年は花芽を多く摘み取っています。
シャーロットオースチンについては、以下にまとめています。
2020年5月17日
バラの花ガラ摘みを行っています。種類によって、散り際の花も個性があって面白い。イングリッシュローズは、花は汚くならずパッと散ります。ドンファンは、花びらが強くなかなか散らずに、花がついたまま乾燥していることが良くあります。
散り際の花も美しいのが、シェエラザード。色が退色して渋い紫色に変わり、ヒラヒラになった花びらはとても美しい。下の写真は、花びらが散りそうだったので摘み取ったシェエラザードの花です。とても綺麗です。
2020年5月18日
ホーラがすごく良い。
ホーラを買ったのは2016年。今年で5年目になります。これまで、ホーラってあまり綺麗なイメージが無かったのですが、今年はとても綺麗な花が咲きます。どうもこれまでは上手に咲けていなかったようです。パンフレットには、春は淡いピンクのロゼット咲きとあったのですが、どうも違う咲き方をしていたようです。
株が大人になって力がついたということでしょうね。
ホーラの花は、花もちがよくて香りは強い方だと思います。花が開いてから、どんどん大きくなっていく咲き方をします。良い花です。
今年は、ホーラをすっかり見直しました。
2020年5月19日
昨日は大雨でしかも風が強かった。朝、バラの様子を見に行くと、あおいの枝が折れていました。あおいは、細い枝にもたくさんの花をつけるため、どうしても枝に負担がかかります。
枝の折れたあおいを摘んで部屋に飾りました。下の写真の右があおい。ちなみに左はシェエラザードとホーラのロサオリエンティス組。
2020年5月31日
シャリファアスマが咲きました。
今年は株の調子が良くないので、つぼみを摘んで咲かないようにしていたのですが、気づかないうちに咲いていました。
シャリファアスマは、イングリッシュローズの古いバラで、世界で一番香りの良いバラだと私は思っています。イングリッシュローズらしく花はすぐ散ります(デビッドオースチンは、花の形が崩れる前にサッと散るバラを目指していたようです)。
2020年6月2日
5月の初めに咲いたシェエラザードは相変わらず咲き続けています。一か月近く咲き続けていることになります。今年も良く咲きます。
2020年6月7日
昨日はひどい雨だった。雨が降ると泥が跳ねて黒星病が出ます。そこで、殺菌剤を散布しました。使った薬剤は、サンボルドーとサルバトーレを混ぜて使います。
黒星病はカビの仲間で、胞子が葉の裏に付くと菌糸を葉に伸ばして葉を枯らします。菌糸を伸ばす前の状態での殺菌効果が高いのがサンボルドー、菌糸を伸ばした状態での殺菌効果が高いのがサルバトーレです。そして、両方の状態に効かせるために二つの薬剤を混ぜて使います。
黒星病対策は、早め早めに殺菌剤を使っていくのが経験的には効果的で、結果的に薬品の使用回数も減ります。
薬品 | 菌糸を伸ばす前に対する効果 | 菌糸を伸ばした後に対する効果 |
---|---|---|
サンボルドー | 〇 | × |
サルバトーレ | × | 〇 |
2020年6月11日
鉢で育てているバラに追肥をしました。使ったのは、住友園芸科学の肥料マイローズバラの肥料。
通常の肥料は効き目が1か月だけど、これは2か月効き目が継続します。バラは、8月になると暑さで成長が止まるので、今から2か月効くと丁度良い。
2020年6月14日
カミキリムシにやられました。
ドンファンの根元に大きな穴が開いていました。写真では分かりづらいですが、二つ穴があります。カミキリムシの幼虫は”テッポウムシ”とも呼ばれ、樹を食べて穴を開けます。
テッポウムシに対しては、あまり有効な対策は無さそうなので、仕方ないという感じです。
2020年6月28日
バラに殺菌剤を散布しました。この時期に散布しておくと9月初旬までは病気が出ないことが多いので、毎年この時期には散布しておくことにしています。
使った薬剤は、トップジンMとエムダイファー水和剤。薬剤は、ローテーションが必要なので、前回とは薬剤を変えています。
2020年7月2日
ドンファンが繰り返し咲いています。つるバラなのによく繰り返し咲きます。また、普通のバラは繰り返し咲くほどに花が小さくなりますが、ドンファンは(春ほどではないけれど)大きな花が何度も咲きます。
2020年7月18日
今年の梅雨は雨が多い。ここ2週間くらい鉢バラにも全く水やりをしていません。
そうは言ってもそろそろ梅雨が明けるので、自動水やりタイマーを今年もセットしました。私が使っているのはセーフティ3の自動水やり機です。詳しくは、別記事にまとめていますが、丈夫でトラブルのないことが気に入っています。購入してから今年で9年目ですが、水漏れなど無くノートラブルです。買って良かったもののひとつです。
2020年8月23日
先月、自動水やり機をセットしてから、一か月以上何もしていませんでした。毎日35度を超える猛暑の中でバラの手入れをせずに済むのはとても楽でした。
さて、そろそろコガネムシの幼虫が動き出す時期なので、オルトランDXを鉢バラに撒きました。私は、殺虫剤をほとんど使わないのですが、コガネムシの幼虫だけは別です。鉢バラに発生すると、かなり高確率でバラが枯れます。
ご参考までに、京阪園芸の小山内健さんがコガネムシの幼虫の対策について教えてくれているYoutube動画を貼っておきます。
2020年9月5日
夏選定をしました。今年の夏選定は、少し難しかったです。
夏剪定をする理由は、3つ。
- 花の咲くタイミングを揃えて、一斉に咲くようにする
- 花の咲く高さを調節する
- 樹形を整える
今年の夏は暑かったため、枝の下の方の葉が落ちていて、深く切ると葉のない枝になります。書く枝には、最低でも葉が2枚は残したいため、深く切ることができません。
深く切れないと、樹形が整わないんですよね。今年は、樹形については妥協して切りました。
2020年9月13日
バラに肥料をやりました。
バラは、春と秋にグンと成長するので、この時期に肥料をやると結果が良いようです。ただし、夏の暑さに調子を落としているバラに肥料をやると余計に調子を崩すので注意が必要です。株の状態、例えば残っている葉の枚数を見て、葉の数が少ない株には肥料を少なくすると良い。これがなかなか難しくて、肥料は元気の素と思っていると、弱っている株に肥料を多めにやりたくなります。注意です。
2020年9月21日
コガネムシの幼虫対策として、オルトランDXを撒きました。
2020年9月29日
リベルラの秋花が咲きました。9月初旬に夏剪定した後にシュートが出て瞬く間に花が咲きました。
2020年10月
秋バラが次々に咲いています。咲いた順に写真を貼っておきます。
2020年11月29日
ほとんどのつぼみは咲き終えて今年のバラの花ももう終盤です。みさきとホーラが少しつぼみを残していますが、寒さが増す中で咲けるかは微妙なところ。
今日のみさきは、寒さのため花が開かずに丸まった感じになっています。また、花も虫にかじられて穴が開いていますが、それはご愛敬。