バラの記録 2019年度

 バラを10種類ほど育てています。

 このエントリでは、バラの育成状況を時系列で記していこうと思います。

 

2019年3月31日

 今年初めての薬剤散布をしました。今回使ったのはサンボルドー。

 薬剤の選び方については別エントリにまとめています。

kota.hatenablog.com

 

2019年5月1日

 バラが咲きました。私の育てている中で一番先に咲いたのはドンファン。

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今年一番に咲いたのはドンファン

 

 他のバラは、あと少しで咲きそうです。

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ガクが開きそうなシャーロットオースチン

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シャリファアスマももう少しで咲きそう

 

 花を咲かせるのはもう少し先になりそうですが、蕾が多くて楽しみなのは”みさき”ですね。ひと枝にたくさんのつぼみがついています。毎年花が多くてその重みで枝がしなります。

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ひと枝にたくさんのつぼみを付けた”みさき”

 

2019年5月3日

 今年2回目の殺菌剤散布をしました。そろそろ散布をしないといけないなとは思っていたのですが伸び伸びにしていましたが、”みさき”に軽くうどん粉病がでていましたので慌てて散布しました。使用したのはエムダイファー。

 ”みさき”は私の育てているバラの中で病気に弱い方で、毎年”みさき”に病気が出ると他のバラもそろそろ病気になるかもと思っています。

 

2019年5月6日 シャーロットオースチンが咲いた

 私の育てているバラの中で2番目に咲いたのは、シャーロットオースチン。いつもの年より1週間ほど早いです。

 シャーロットオースチンの花は、深みのある黄色です。この黄色は中々他ではありません。

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シャーロットオースチンの一番花

 

2019年5月10日

 シャリファアスマが咲きました。私の育てているバラの中で3番目に咲いたバラです。シャリファアスマは、花もちはそれほど良くないですが、香りは最高に良いです。古い品種ですが、これに勝る香りのバラを知りません。

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シャリファアスマ

 

2019年5月11日

 つるばらのドンファンが随分花を咲かせました。7分咲きと言う感じ。ドンファンの花は大きいので迫力のある景色になります。

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7分咲きのドンファン

 

 2019年5月12日

 気づくと様々なバラが咲いていました。

 まずはジュビリーセレブレーション。明るくて、大きな花が咲きます。香りも強く、花もちもイングリッシュローズの中では良い方。名花だと思います。

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ジュビリーセレブレーション

 

 つぎに”あおい”。あおいは花の色が小豆色なところが好きです。たくさんの花を咲かせます。

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あおい

 そして、パープルレイン。青色の花のバラは一般に弱いのですが、このパープルレインは丈夫。しかも花もちが良く、香りも強い。

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パープルレイン

 

2019年5月13日

 シャリファアスマも咲きました。これは、イングリッシュローズの古い品種で、もうカタログから落ちていると思います。バラの中で最強の香り。強いフルーツ香りが大好きです。

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シャリファアスマ

 

2019年5月14日

 みさきが咲きました。名前からも分かるように日本のバラ。石鹸のような強い香りがします。花もちも良いバラです。

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みさき

 

 シェエラザードも咲きました。シェエラザードはバラの家の木村さんが作出したバラ。ロサオリエンティスの初期のバラです。香りがあり、花もちがよく、病気にも強い、とても優秀なバラです。私が育てているバラの中では、一番好き。

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シェエラザード

 

2019年5月15日

 リベルラも咲きました。リベルラは新しい品種。1年前に発売が始まったと思います。新しい品種だけあって育てやすい。藤色の花がバラには珍しくて好きです。

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リベルラ

2019年5月17日

 レディエマハミルトンが咲きました。オレンジの花色が大好きです。また香りもとても強く良いにおいがします。

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レディエマハミルトン

 

2019年5月18日

 あおいが3分咲きです。あおいは日本のバラ。落ち着いた色の花が多数咲きます。とてもたくさんの花をつけ、一枝でブーケのようになります。枝が細くても花をつけるので、花の重みで枝がしなります。

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3分咲きのあおい

2019年5月19日

 週末は、バラの世話のついでに花を摘んで痛みの少ないものを部屋に飾りました。下の写真は、ジュビリーセレブレーションとシェエラザード。この時期は、部屋はバラの花が絶えません。

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花を摘んで、部屋に飾ります

 

 またムンステッドウッドが咲いていました。これは強いダマスク香が特徴で、バラの世話をしていると花に顔を近づけなくても香ってきます。

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ムンステッドウッド

 

2019年5月26日

 今日は北海道で気温が37度を超えたとか。暑くなってきました。気温が上がると、黒星病やうどん粉病が出てきます。その予防のため、殺菌剤を散布しました。使用した薬剤は、サンボルドーとサルバトーレ。その二つを混ぜて散布しました。病気を防ぐには早め早めの薬剤散布がコツです。 

ハイポネックス サルバトーレME 20ml

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 今の時期はレディエマハミルトンが満開です。毎年、レディエマハミルトンはのんびり屋で他のバラから10日ほど遅れて咲き始めます。おかげで満開の時期も他のバラよりも10日ほど遅く、楽しめます。

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満開のレディエマハミルトン


 2019年6月2日

 花ガラ摘みを精力的に行っています。

 花ガラ摘みの時に考えるのは、枝をどこまで切るか?でしょう。私は新苗以外は、深くきり戻すことにしています。書籍では、今年伸びた枝の上3分の1で切ると書いているものが多いのですが、私は上3分の2で切ります。上の方で切ると細い枝が多くなり、樹形のバランスを取りづらいことが多いためです。株全体の高さを決めて、どの枝もその高さで切るようにすると、枝の上3分の2くらいで切っている場合が多い。

 

 花ガラ摘みをしていると、ハナグモを見かけます。ハナグモはクモの巣を作らず、花に住んで、ここに近づいてきた虫を捉えます。花を摘んでしまうと、ハナグモ君の住みかを奪ってしまいます。そうするとハナグモは困るのだろうと思うと、痛んだ花も摘めずに残してしまいます。

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あおい に住みついたハナグモ

 

2019年6月7日

 梅雨入りしました。この時期はバラを育てるのが難しい時期です。一つは病気が出やすいこと、もう一つは水やりが難しいこと。

 バラの病気で黒星病は梅雨の時期からよく出ます。こまめに薬剤を散布しても、病気に弱いバラはどうやっても黒星病にかかります。黒星病にかかると樹勢が落ちて秋の花が減ります。でも、別に枯れるわけで無し(私のバラは病気で枯れたことはありません)、のんきに構えるのが良いと思っています。

 一方で水やりは失敗すると、バラが枯れることがありますので要注意です。今年は、花が咲いていた時期には二日に一度水をやっていた株も、花ガラ摘みをすると4日に一度に水やり間隔が伸びました。気温は上がるのに水やり間隔を伸ばすというのがなかなか難しい。これに雨が降ると、いつ水やりしていいのか見極めるのが難しくなります。私は、SUSTEEという湿度計を使っています。これを使ってから水やりの失敗が無くなりました。

 

2019年6月13日

  細い枝を摘み取ったり、中耕したり、ゆっくりバラの世話をしています。こういう作業は別にやらなくても構わない。ただ楽しいからやっています。ビール片手に土を触っていると楽しい。至福の時間。

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2019年6月23日

 ドンファンが2番花を咲かせました。ドンファンは春に沢山の花を咲かせるのに、2番花、3番花と繰り返しよく咲きます。この時期は花が少なく寂しいので、とても重宝しています。

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ドンファンの2番花

 2019年7月7日

 2番花がちらほら咲いている中で、ドンファンだけは多くの花をつけています。この時期は気温が上がって花が長持ちしないので、摘んで部屋に飾りました。

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2番花でもたくさん咲くドンファン

 2019年7月14日

 シェエラザードが咲き始めました。今年のシェエラザードは夏バラでも花の大きさが小さくなりません。綺麗です。

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シェエラザードは梅雨も元気

 

2019年7月21日

 梅雨で太陽も出ないのに、シェエラザード順調に咲き進んでいきます。光合成をいつしてるのでしょうね?

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咲き進むシェエラザード

 

2019年7月28日

 台風が過ぎ去り、雨上がりの様子を見に行ったら、あおいが咲いていました。夏花でも花色は渋い和の色。

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夏でも咲き続ける あおい

 

 そろそろ梅雨明けの時期です。暑くて気温は30度超え。こう暑いと水やりも大変なので、自動散水機をセットしました。毎年夏になると自動散水機を使っています。今年で8年目。水やりを自動でできるととても楽です。旅行にも行けますしね。

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2019年8月31日

 8月も最終日になり、バラの夏剪定をしました。

 夏剪定の目的は、枝を切ることで

  • 夏の間に崩れた樹形を整える
  • 一斉に花が咲くようにする

を行うこと。要するに綺麗に咲かせるために行うのが夏剪定です。ですから、バラの健康という点では、夏剪定はしない方が良いです。夏剪定は、株に負担をかけます。夏剪定で枝をどこまで切るかは、その株の健康状態で決めます。元気な株は深く枝を手も大丈夫ですが、夏バテして弱っている株は浅く切ります。

 下の写真は、シェエラザードを夏剪定した様子。左が夏剪定前で、右が切った後です。枝の高さを揃えるように切りました。少し深く切り過ぎた気もしますが、今年のシェエラザードは元気なので、これくらい切っても平気だと思います。

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左:夏剪定前、右:夏剪定後

 

2019年9月9日

 台風15号による強い雨と風でどうなることかと思いましたが、比較的被害は少なかったですね。

 つるバラのドンファンの枝が風でたくさん折れましたが、ドンファンは強いので平気ででしょう。

 他のバラは、葉が風で吹き飛ばされたものが多く少し心配。また、台風の後は黒星病などが出ることがあるため、殺菌剤を近いうちに撒こうと思います。

 

2019年9月29日

 秋バラが咲きそうです。9月の気温が今年は高かったので、秋バラが咲くのも早い。

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シェラザードの秋の花がもうすぐ咲きそう

 

2019年10月17日

 台風が通過して、バラも枝が折れたり葉がちぎれたりしました。そんな中でも、花芽が大きくなっていきます。

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秋のみさき。春より色が濃い。

 

2019年10月19日

 今日はグッと気温が下がり暖房を入れたい気分。シェエラザードを見ると雨の中元気に咲いていました。

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雨の中咲くシェエラザード

 

2019年10月20日

 気づいたらリベルラも咲き始めていました。フリルの入った花びらが綺麗です。

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もうすぐリベルラ

 

2019年11月7日

 今年のドンファンは元気です。秋も深まり気温が下がってきているというのに、どんどんつぼみが大きくなっていきます。

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つぼみ膨らむドンファン

 

 2019年11月16日

 今年の秋は薬剤を全く散布しておらず、花は虫食いだらけ。それはそれで自然な美しさだと思っています。それでも、この時期になると気温も下がって虫も居なくなり、花は綺麗な姿を見せます。少し花を摘んで部屋に飾ることにします。

 左からリベルラ、ムンステッドウッド、下に行って、みさき。春夏はグレイッシュブルーのリベルラがこの時期はピンクがかるのが面白い。

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花摘み

 

この花摘みをしたリベルラが、一日経つと綺麗に花を開きました。

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開いたリベルラ

 

2019年11月24日

 シェエラザードの最後のつぼみが咲きました。今年もご苦労様でした。落葉するまでしばらくありますので、その間に光合成をしっかりして欲しいものです。

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今年最後のシェエラザード

 

 

2019年12月30日

 今年は冬になっても急に気温の高い日があります。そのせいでしょうか。あおいがシュートを出そうとしています。折角のシュートですが、冬ですから育たたないでしょう。これから雪が降ったりすると、痛んでしまうのでちょっともったいないです。

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真冬のシュート

2019年1月30日

  鉢バラの土替えの準備のため、自動散水機を外しました。

 

2020年1月3日

  つるバラドンファンの仕立て直しと、他のバラの土替えをしました。

  ドンファンは、根元から生えている枝を1/3の数きりました。これは、枝を3年で更新するので1/3です。残した枝から、細い枝を切り落として、フェンスに誘引し直します。

  鉢バラは、土替えの前に枝乗り気戻しをします。細い枝を抜いて太い枝だけにし、残った枝を適当な高さで切り揃えます。切る高さは、株を大きくしたい時は高くし、小さくしたい時は低くします。どこで切っても花は咲くので、適当にフィーリングで切っています。

  土替えは、株を鉢から抜いて、2/3位の大きさになるまでほぐして土を落とします。落とした土は、ふるいで振るって粒の大きい土は再利用します。土が足らない分は、赤玉土の小粒を足しておきます。昔は、土にも凝っていたのですが、最近は赤玉土を追加するだけにしています。

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土替え

 

最後に

 最後まで読んでいただきありがとうございます。2020年度の記録は別エントリに書いていくことにします。

kota.hatenablog.com